「小麦の奴隷」パン屋でフランチャイズに挑戦する、ホリエモンが描く飲食店の未来/NewsPicks

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堀江 貴文(ほりえ たかふみ、1972年10月29日 – )は、日本実業家著作家投資家タレントYouTuber。sns media&consulting株式会社ファウンダーインターステラテクノロジズ株式会社ファウンダー、株式会社7gogo取締役、日本ゴルフ改革会議委員、Jリーグアドバイザー、大阪府の特別顧問(国際博覧会(万博)担当)。元ライブドア代表取締役社長CEO

小麦の奴隷」というパン屋さんをご存じですか?

ホリエモンこと、堀江貴文さん(以下ホリエモン)がプロデュースした
北海道大樹町のパン屋さんです。

この「小麦の奴隷」が大樹町では大ヒット

人口約4700人の小さな町でも成功したということで、
フランチャイズ化して、全国展開を目指していくとのことでした。

パン屋さんのフランチャイズ化について、今後の飲食店の展開と絡めながら
ホリエモンが自身のチャンネルにて持論を展開してくれました。

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「小麦の奴隷」のようなパン屋なら、コンビニに勝てる

ホリエモンは飲食店の競合をコンビニだと考えています。

確かに、最近ではコンビニの商品のクオリティが上がってきました
特にセブンイレブンあたりの総菜は、それだけで満足できる仕上がりの物も多いですね。

ちょっと晩酌をするぐらいであれば、
居酒屋まで足を運ばなくても、コンビニ飯でも満足できるかもしれません。

過去にコンビニはドーナッツで失敗している

しかし、コンビニもやった施策が全て成功しているわけではありません。
過去にはドーナッツの店頭販売をしていましたが、失敗しています。

コンビニでも通用しない業態があるというところがポイントでしょう。

ドーナッツの失敗の原因はバリエーション不足。

ホリエモンはドーナッツのバリエーション不足が原因で失敗したと考えています。

ドーナッツといえば、まず思い浮かぶのがミスタードーナッツです。
ミスタードーナッツは、棚いっぱいに並べられたたくさんの種類のドーナッツが売りです。

それがコンビニだと限られた種類しか置くことができなかったため、
ドーナッツ好きのニーズを満たすことができずに失敗したと分析していました。

確かに、肉まんぐらいの棚に少しだけ並べられたドーナッツでは、
あまり購買意欲がわかなかったというのもあるかもしれませんね。

さらに、コンビニは廃棄をなるべく減らす必要があります。
そのため、売れるかわからないドーナッツを
一面に並べることは不可能という点も指摘していました。

コンビニが失敗する業態なら、飲食店にもチャンスがある

ホリエモンは、ドーナッツの失敗の原因がバリエーションにあったため、
同じことがパンにも言えるのではないかと考えました。

こちらも、過去にデイリーヤマザキが店内調理に挑戦していましたが、
結果的にオペレーションの難しさが原因で撤退しています。

コンビニが失敗している業態なら、
飲食店の競合となってしまうリスクが減るため、勝算があるという見方もできますね。

「小麦の奴隷」フランチャイズ化の展望

「小麦の奴隷」はパン屋さんのハードルでもある、
早朝からの仕組みを冷凍生地の導入により改善しています。

これにより、早朝から生地を仕込む必要がなくなるため、
パン屋への参入障壁が減り、フランチャイズ化できたと考えられます。

冷凍の生地だと不味くなるのでは?と疑問に思うかもしれませんが、
実はクロワッサンなどは、他のパン屋さんでも冷凍の生地を使っていることが多いんです。

クロワッサンが冷凍の生地だから不味いなんて評判は聞いたことがありませんよね。

既に冷凍の生地でも成功しているパンがあるため、
その技術を応用することで、フランチャイズ化へと繋がったといえるでしょう。

人口約4700人の小さい町で成功した実績が強い

フランチャイズ化でよく問題になるのが、テリトリー問題です。

基本的に商売は人が多ければ多いほど、
それだけターゲットが増えるので有利とされています。

そのため、フランチャイズの場合は、人口が多い都市に人気が集まります。

「小麦の奴隷」は北海道大樹町という人口約4700人の小さな町で成功しています。
これは、今までのフランチャイズの概念を覆す快挙と言っていいでしょう。

この実績があるため、他の都市でも成功がかなり現実味を帯びていると感じます。

目立った競合も居ないので、寡占状態になりそう。

「小麦の奴隷」が北海道大樹町で成功を収めた背景には、宅配の要素が大きくあったそうです。
近所の牧場などからの注文が殺到し、十分な利益が上がっていたとのことでした。

確かに、出前館やウーバーイーツなどのレパートリーを見ても、
パン屋というのはあまり候補となるお店がありません。

宅配においても、現時点では競合が居ない状態となるため、
商売をするうえでは、一番有利な寡占状態となることが見込めます。

対コンビニ、対宅配で敵が居ない状態での勝負となるので、
現時点で「小麦の奴隷」を取り巻く環境はかなり良いといえるでしょう。

気になるフランチャイズ加盟の概要をチェック

「小麦の奴隷」は全国展開に向けて加盟店を募集しています。

【引用元】小麦の奴隷FC加盟本部

開業にかかる費用は、おおよそ1000万円程度になりそうですね。

食材の原価率が35%なので、一般的な飲食店よりは高めになりますが、
冷凍の生地を使用して、オペレーションが簡略化されていることと、
パン屋という業態なので、人件費が抑えやすいというのがポイントですね。

この条件ならば、脱サラで夫婦で加盟でも検討する価値はありますし、
今までの実績を見る限り、成功する可能性も十分にあると感じます。

「小麦の奴隷」は全国制覇できるポテンシャルを秘めている

「小麦の奴隷」についてでした。

ホリエモンが飲食店の競合として想定したコンビニに勝てる業態ということで、パン屋を選択したのは驚きでしたが、内容をよく確認すると、理にかなっていて、可能性は十分あると感じました。

これから飲食店の開業を検討しているなら、
コンビニに勝てる業態というのを意識して検討するのも良いかもしれませんね。

この記事で扱ったホリエモンのチャンネルでは、
時事問題を含め、様々な役立つ知識を学ぶことが出来ます。

元動画もぜひご覧ください!

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