田中 公明(タナカ キミアキ)は、日本の経営コンサルタント。所有資格は、日商簿記検定1級・全経簿記検定上級・全商簿記検定1級で簿記検定3冠王、税理士 簿記論・財務諸表論で簿記4冠&簿財番長。自身のYouTubeチャンネルは登録者10万人を超えている。妻は「あおば会計税理士法人」代表税理士の田中朝代。
エリートサラリーマンの指標とされることが多い年収1000万円。
その分かりやすい数値も相まって、まずはここを目指す人も多いのではないでしょうか。
今回はそんな年収1000万円というサラリーについて、
キミアキ先生が自身のチャンネルにて持論を展開してくれました。
20代で年収1000万円を支払える企業などない
20代で年収1000万円を狙っている人もいるかもしれません。
しかし、それは現代社会ではほぼ不可能です。
一部、不動産の営業などでは可能かもしれませんが、
固定給の会社で年収1000万円を支払える企業など存在しないでしょう。
優良企業の条件は『40代 年収800万円』『50代 年収1000万円』
そもそも日本企業における優良企業の条件とは、
・40代で年収800万円
・50台で年収1000万円
という分かりやすい年収カーブを維持している企業のことを指しているからです。
給料というのは、自社の利益のなかからしか考えることはできません。
1人あたり年収1000万円を支給するというのは、ある程度稼いでいる企業にしか不可能です。
年収1000万円というのはとてもハードルが高いということをまず理解しておきましょう。
年功序列の日本企業では、仕方ないこと
日本企業というのは、終身雇用かつ年功序列の形式をとっています。
それは解雇についての制限を国が労働基準法で定めていることにより
結果的に労働者が守られ、年功序列という形式をとらざるを得なかったという背景があります。
そんな縛りがあるため、日本企業で正社員の年収を上げることはリスクでしかありません。
企業としても、倒産しては元も子もないため、
結果的に若年層の年収を下げざるを得ないという現実があります。
稼ぐためには年功序列の世界から抜け出す必要がある
いつまでも年次で給料が上がることを期待していては、
年収1000万円など夢のまた夢。
毎年5000円程度しか上がらなかった場合、年収換算だとたった6万円。
1000万円に到達するのは単純計算で100年ぐらい掛かってしまう。
そんな現実があるということを受け止めましょう。
このような現実がある以上、
稼ぐようになるためには、年功序列の世界から抜け出す必要があります。
年収1000万円を20代で稼ぐには『起業』するしかない
企業に所属していては、年収1000万円を稼ぐことはほぼ不可能です。
だからこそ20代で年収1000万円を稼ぐには『起業』するしかありません。
意外と中小企業の社長の収入も低い
しかし、悲しい事実として、
中小企業の社長で年収1000万円を超える役員報酬を得ている社長は半分以下
という現実があります。
【参考】中小企業の経営者の年収はいくら?決め方や払い方を解説
さらに言うと、資本金2000万円以下の平均年収は553万円です。
起業しても、現実は厳しいということがわかります。
現代では営業コストが下がったのでチャンスはある
しかし、それと同時に、中小企業はあまりネット戦略に強くありません。
裏を返すと、ネット戦略に強い新興企業なら、勝てるチャンスがあるということです。
現代では、インターネットの普及によりネット集客という手段が使えます。
ネット集客に注力し、ホームページの検索で上位に持ってくることが出来たら、
営業コストが大きく下がるということです。
しかもネット集客というのは基本的にほとんど費用が掛かりません。
ドメイン代とサーバー代を合わせても年間2000円程度と、とても安価です。
これを利用することで、新しく起業してもチャンスはあるでしょう。
20代で年収1000万円にチャレンジする価値はある
繰り返しになりますが、20代で年収1000万円に到達するには『起業』しかありません。
もちろん難易度は簡単ではありませんが、今の中小企業が注力できていないネット集客に注力することによって、新規の起業家にもチャンスはあります。
若ければ、例え失敗してもやり直すことが出来ます。
普通に勤めていては絶対に不可能な
年収1000万円という壁に、20代で挑戦するのも良い選択肢なのではないでしょうか。
この記事で扱ったキミアキ先生のチャンネルでは、
ビジネスに役立つ様々な役立つ知識を学ぶことが出来ます。
元動画もぜひご覧ください!