トヨタの社長が『終身雇用の維持は難しい』と発言したことで話題になりました。
この発言をしたときのトヨタは過去最高益を出していたときですから驚きです。
なぜ、終身雇用が難しいのか?という疑問について、
ホリエモンが自身のチャンネルにて詳しく解説をしてくれました。
トヨタを含む自動車メーカーは、終身雇用以前に先行きが怪しい
自動車メーカーの先行きについて確認しましょう。
電気自動車の台頭により、技術力が不要になる
近年では、欧米を中心に電気自動車が普及してきています。
電気自動車はガソリン車とは大きく異なります。
特に大きな違いが、部品の点数が少なくなるということです。
極論、電気自動車はゴーカートのような作りなので、
バッテリー、コンピューター、車体だけあれば作ることができてしまいます。
そのため、今のガソリン車ではエンジンを作ることが難しく、日本車の技術力が必要とされていましたが、電気自動車が普及すると一気にその価値が下がってしまうでしょう。
車の世界が劇的に変われば、トヨタのブランド力もなくなってしまうのは容易に想像ができます。
かつてパソコン業界で起こったことが
自動車メーカーでも起こってしまうとホリエモンは予想しています。
業態転換しようにも、トヨタは抱えている人員が多すぎて動かせない
時代の変化に合わせて企業は変化していく必要があります。
しかし、トヨタのような大企業の場合は、
抱えている人員が多く、思うように業態転換することは難しいのが現状です。
※トヨタの2020年時点での社員数は『359,542人』となっています。
こういった巨大な組織は、電気自動車などの大きな波が来ているときに、
業態転換に出遅れてしまい、企業の存続が危ぶまれる事態になります。
企業の存続自体が危ない状態なので、
社長の口から『終身雇用は難しい』という発言が出てくるのも仕方ありませんね。
トヨタ以外でも終身雇用は崩壊の兆し
終身雇用が難しくなるのはトヨタなどの自動車メーカーに限らず、
多くの日本企業で進んでいく見通しです。
解雇できない労働者は企業にとってリスクでしかない
トヨタのように多くの労働者を抱えてしまうと、業態転換が難しくなるように、
人員が多くなるほど、企業が大きくなるほど、時代に適合するのが難しくなります。
そうなると、人員整理をすることが必要になってきますが、
今の日本の法律では従業員を簡単に解雇することができません。
これは企業にとって、リスクにしかなっていないのが現状です。
そういったリスクを避けるために、
企業としては、身軽な状態を保つためにアウトソースが中心になっていくでしょう。
就職した会社に全力ベットの時代は終わった
そういった時代の背景もあり、
現代人は就職した会社に全てを捧げる『全力ベット』の時代は終わったと言えるでしょう。
これからは、会社が潰れても自分の力で生きている、
個人の実力が要求される時代になっていきます。
収入源として会社員1本に頼ることは危険なため、
様々な副業に挑戦し、収入のポートフォリオを組んでいくことが重要だとホリエモンは語ります。
終身雇用に頼らない『生き方改革』をしよう!
以上を踏まえて、これからは『生き方改革』をしていきましょう。
会社に捧げる人生は、定年後も楽しくない
現状のサラリーマンの老後を見てみると、
定年後には活力が失われてしまい、なんとなく生きている老人が多くいます。
その理由として、趣味などの交友関係は会社に限られてしまうことにより、
定年すると遊び相手がいなくなってしまうのが原因だと考えられます。
定年に縛られず、いつまでも楽しく過ごすための仲間づくりをすることが大切です。
そのためにも、色々なことにチャレンジし、ダイバーシティのある交友関係を育んでいくことが大切で、それを続けた結果、自分の『生き方』も良くなっていくとホリエモンは語ります。
トヨタ含む、日本企業の終身雇用は崩壊する。
トヨタの終身雇用崩壊についてでした。
これからの時代に適合した考え方は、参考になる部分が多くありましたね。
終身雇用は今すぐに崩壊するわけではありません。
しかし、ガラケーからスマホのシフトが一気に巻き起こったように、
いつその波が襲ってくるのかは想像がつきません。
そういった事態に備えて、早いうちから準備をしておくことが大切なのではないでしょうか。。
この記事で扱ったホリエモンのチャンネルでは、
時事問題を含め、様々な役立つ知識を学ぶことが出来ます。
元動画もぜひご覧ください!