田中 公明(タナカ キミアキ)は、日本の経営コンサルタント。所有資格は、日商簿記検定1級・全経簿記検定上級・全商簿記検定1級で簿記検定3冠王、税理士 簿記論・財務諸表論で簿記4冠&簿財番長。自身のYouTubeチャンネルは登録者10万人を超えている。妻は「あおば会計税理士法人」代表税理士の田中朝代。
2019年10月に消費税が増税されて10%になりました。
この増税は、少子高齢化による社会保障費の確保という名目のうえで実施されています。
この増税を受けて、消費者の購買意欲が下がり、GDPが大きく下がる結果となりました。
消費税8%から10%へ ――
税率がほんの2%上がっただけで、これほどのインパクトがあったことには驚きです。
今回は、そんな税金について、消費税以外の面にフォーカスして、
日本人がどれだけ国から搾取されているのかという点を確認していきます。
税金で搾取される額は、なんと年収の半分以上!
いきなり結論ですが、
既に日本人は年収の50%以上が税金として搾取される仕組みになっています。
かなり凄い金額ですよね。
そして怖いのは、この事実をほとんどの日本人が把握していないということです。
日本の税金の制度一覧
日本の税金制度について、一覧にまとめました。
【国から搾取される税金一覧】 ・厚生年金 ・社会保険 ・介護保険 ・雇用保険 ・労災保険 ・所得税 ・住民税 ・消費税
その数、実に8種類!
なんと、こんなに多くの種類の税金がみなさんのお給料から引かれているんです!
厚生年金や社会保険料って税金じゃないのでは?
と思った方もいるかもしれませんが、これらも強制加入のため、実質的に税金です。
年収400万円だと実質的な税率は70%!?
個別に税率を計算してみましょう。
【国から搾取される税金一覧】 ・厚生年金 ・社会保険 ・介護保険 ・雇用保険 ・労災保険 → 本人負担15% 会社負担17%
【国から搾取される税金一覧】 ・所得税 20% ・住民税 10% ・消費税 10%
これらの金額を合計すると、以下のようになります。
・本人負担 55%
・会社負担 17%
なんと、年収のうち55%が税金で搾取されるという驚きの結果に!
厚生年金や社会保険料などの社会保障費については、会社と労働者が折半で支払う仕組みになっているため、それも合わせて計算すると70%を超える驚きの税率になりました。
世界的に見ると給料が安い日本人
これだけの高い税率を課されている日本人ですが、世界的に見ると貧乏になっています。
わかりやすいのが、国民一人当たりの稼いだお金を表す、1人当たりGDPです。
【参考】日本の個人GDPランキングは26位に…経済成長はどうなっているのか
過去には2位まで上り詰めた実績のある日本ですが、
現在では26位まで落ち込んでいます。
バブル崩壊以降、日本人の平均年収がずっと横ばいだったなか、
世界の国々は経済成長を続けてきました。
・経済成長が止まった日本 ・経済成長続けた諸外国
この差が如実に表れた結果と言えるでしょう。
税金を搾取すると、日本は今後も衰退の一途となる
経済成長が停滞している日本。
それに釣られるように日本人は貧乏になり続けています。
そういった情勢を把握したうえで考えると、
日本人の平均年収400万円の人が実質税率70%なのは、おかしな話です。
これを国は国民からわからないように搾取しています。
国民は税金だから仕方ないと諦めるのではなく、
その内訳をハッキリを理解して、抗議していく姿勢が必要だと言えるでしょう。
そのためにも、まずは分からないことを勉強することから始めましょう!
この記事で扱ったキミアキ先生のチャンネルでは、
ビジネスに役立つ様々な役立つ知識を学ぶことが出来ます。
元動画もぜひご覧ください!
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