近年、世間を騒がせているベーシックインカム問題。
ベーシックインカムについては、元総務大臣の竹中平蔵氏が
月々7万円の支給を提言したことにより、波紋を広げています。
竹中平蔵氏の発言も含めたうえで、
ホリエモンこと堀江貴文氏が自身の見解を述べました。
ホリエモン『竹中平蔵の言うベーシックインカムは良い提言』
ホリエモンは竹中平蔵が提言するベーシックインカムについて、
全面的に肯定する旨の発言を自身のチャンネルでしています。
ベーシックインカムの月々7万円あれば、生活は十分に可能
その理由として、ベーシックインカムの月々7万円という金額は、
生活するうえで何不自由ない金額ということを挙げました。
生活費のなかで、特に大きな割合を占めているのが家賃と言われています。
そして地方なら家賃1万円の物件がたくさんあります。
そういった物件に住めば、金銭面ではなんとかなるという考え方です。
しかも、今では生活インフラの整備も進み、地方でもコンビニなどの24時間営業のお店が営業するようになりました。そのため、普通に生活するうえでは困ることはほとんどありません。
そういう時代だからこそ、ベーシックインカムが効果的に機能すると分析しています。
4人家族ならベーシックインカムの月28万円は少子化対策になる
とはいえ、7万円と聞くと、やっぱり少ないと感じる人も多いかと思います。
ここで注目しなければならないのは、
この7万円という支給額は、国民1人に対して支払われる金額ということです。
夫婦2人なら14万円が支給されますし、
子供が出来て4人家族になれば28万円が毎月支給されるようになります。
一般家庭の生活費は20万円あれば、十分に生活できます。
ベーシックインカムが給付されるだけで一家の生活が賄え、
さらに自分が働いて稼いだお金でプライベートを充実させることができる。
それが実現できるベーシックインカムは素晴らしい制度ということになりますね!
ホリエモンが推す、竹中平蔵氏が叩かれる理由
しかし、発言者が竹中平蔵氏ということで、
ベーシックインカムに対して批判的な意見が集まっています。
なぜ、これほどまで竹中平蔵氏が嫌われてしまったのか、
竹中平蔵氏の過去の発言を振り返ってみましょう。
竹中平蔵氏の過去の発言一覧
竹中平蔵氏は過去に次のような発言をしています。
竹中平蔵『若者には貧しくなる自由がある。そのときに頑張って成功した人の足を引っ張るな』
この発言は東洋経済でのインタビューで本人が述べたものです。
貧乏なのは努力しない自分のせいだから、優秀な人の足を引っ張るなという趣旨の発言をしています。
この発言は、まさに本質を捉えているものだと思いますが、ほとんどの若者が低賃金で働かされている現代において、まったくマッチしていない発言だったため、批判が集中しました。
さらに、自身が創立した人材派遣会社のパソナのビジネスモデルが、
若者を搾取するシステムだったのも裏目に出てしまいました。
竹中平蔵『正社員をなくせばいい』
これは竹中平蔵氏が朝まで生テレビという番組に出演した時の発言です。
当時は同一労働同一賃金が話題となった時期で、
正社員はコストだから減らすべきという経営者目線のでの語り口となりました。
日本社会はほとんどが正社員雇用によって成り立っている中で、
経営者目線での発言は共感が得られにくく、批判される結果となりました。
竹中平蔵『すべてを給付型奨学金にすれば大学生はますます勉強しなくなる』
これは自身の著書「経済学は役に立ちますか?」にての発言です。
学生ローンと揶揄される奨学金について給付に対して否定的な発言となっています。
確かに現状の大学生は遊ぶためのモラトリアムとして利用されている側面もあるものの、それを指摘されると困る層が多く存在しているため、このように一刀両断する発言は受け入れられなかったのは仕方のないことかもしれませんね。
ホリエモンや竹中平蔵は、ベーシックインカムも含めて基本的に正しいことしか言わない
批判的な意見が多い、竹中平蔵氏のベーシックインカムについてですが、
ホリエモンはベーシックインカムを全面的に肯定しています。
過去の発言でアンチを多く作ってしまった竹中平蔵氏ですが、その発言はかなり的を得た発言ばかりであり、まさに世の中の大半の人は誤った選択をするという現実を如実に表していると言えるでしょう。
こういった問題は、国民自身の生活に関わる大切な問題です。
政治だから・・・と敬遠するのではなく、自身で調べたり、様々な有識者の意見を自ら集め、
自分の頭で考えることにより良い未来に国民全員で導いていくことが必要となります。
これを機に、ぜひベーシックインカムについて勉強してみることをオススメします。
この記事で扱ったホリエモンのチャンネルでは、
時事問題を含め、様々な役立つ知識を学ぶことが出来ます。
元動画もぜひご覧ください!
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