田中 公明(タナカ キミアキ)は、日本の経営コンサルタント。所有資格は、日商簿記検定1級・全経簿記検定上級・全商簿記検定1級、税理士 簿記論・財務諸表論
コロナ禍で失業して、路頭に迷う人が多く出てきています。
仕事を探しても、募集を掛けているところが少なく、働き口がなく絶望している人も多くいるでしょう。そんなときに考えて欲しいのが「農家になる」という選択肢です。なぜなら、農家というのは国から補助金が150万円×7年間支給されるという手厚い保障があるからです。失業して、変なところに就職するようりも魅力的な選択肢となりえるでしょう。
この記事では、意外と盲点な「農家になる」際のメリットと、その具体的な手順についてまとめました。
農家になるという選択肢もある
失業したら農家になるというのも一つの選択肢です。
国からの手厚い補助金(最大150万円×7年間)
なぜ今農業なのか?と思う人も居るかもしれません。
理由として、農業は国の根幹を支える第一次産業のため、新たに農業を開始する人に向けた補助が手厚くなっているということが挙げられます。
日本政府は農業に従事する人材を令和5年までに農業従事者を40万人に拡大することを目指しており、「農業次世代人材投資事業」という施策が行われています。
「農業次世代人材投資事業」では、準備期間2年間+開業後5年間、ずっと年間150万円の補助が受けられるようになっており、初めてからの一定期間は農業で収益が上がらなくとも生活できるようなサポート体制が整っています。
これらの補助金を受け取る要件としては、いくつかあるものの、主だったものとしては
①年齢制限(49歳以下)
②年収制限(前年の総所得350万円以下)
という2点ぐらいしかありません。
ノーリスクでこれだけの補助が受けられる制度は農業以外ではほとんどないため、失業した機会にこういった補助金を活用して独立を目指すことは魅力的な選択肢になるのではないでしょうか。
農業次世代人材投資資金についての詳細は農林水産省の公式ページで確認ができます。
まずは色々な観光農園をめぐろう!
とはいえ、「なんのノウハウもないのに新規で就業なんて無理だよ~」と考える人も多いと思います。そんな人はまず、「多くの観光農園」を訪問してみましょう。
観光農園とは、作物を作って流通に流す一般的な農家ではなく、「いちご狩り」などの観光としても利用できる事業を兼業している農家のことを指します。
農業というのは、まずは実際に体験して、そこでノウハウを得て独立するのが主流です。
「いちご」という一つの品種にしても、栽培されている農家によって大きく味が変わるため、まずは自分が好きな味の作物を作っている農家の人のコンタクトを取る必要があります。
「急に連絡して大丈夫かな・・・?」と思う人もいるかもしれませんが、今の時代は後継者不足に悩む農家が多いという側面もあるため、多くの場合は快く受け入れてくれるケースが多いので、安心して連絡してみましょう!
農家になるという選択肢はビジネスチャンス!
農業を手伝う傍ら、国からの補助金を受けて生活し、独立を目指すという形が、一番リスクも少なく、職に困らない魅力的な選択肢となるでしょう。
農業は近年ずっと人手不足な業界のため、コロナで職がない今でもチャンスは転がっています。このコロナ禍のピンチをチャンスに変えて、成功できるかは自分次第です。
もし農業も候補に入ったのであれば、積極的に色々な観光農園に訪問し、自分が学びたい品種を探すことが大事な第一歩になるでしょう。
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